キヤノンマーケティングが11年度卒の新卒採用をストップするという話が話題となって
いる。ちなみに日系大手の新卒採用は、だいたい以下のような流れだ。

1.秋ごろからセミナーやイベントで囲い込み、母集団形成
2.春先から段階的に選考開始
3.GWまでに終了

他所が追い込みに入った段階から母集団を作り直すというのは不可能だから、この段階
で休止というのは事実上の新卒採用見送りだろう(もし採るとしてもごく少数のはず)。
ものすごくオブラートでくるんでいるけど、要するに先行きが不透明なので採りません
ということだ。

キヤノンだけ特別苦しいとも思えないので、これは単純に日本経済の見通し自体が
相当ヤバいということだろう。
キヤノン同様、ほとんどの大手企業は終身雇用死守を標榜しているから、同様に入り口を
絞り上げてくるはず。これから2階の椅子はどんどん減っていくだろう。
「どうしても大手に入りたい!」という学生さんには、現状では可哀そうだけど諦めてね
としか言いようがない。日本型雇用というのはそういうものだから。

そうそう、たまに
「不況の後は第二新卒市場が盛んになるから、その時にリベンジすればいい」
なんてことを言う素人もいる。

なるほど、確かに「企業が後から若手を補充したがるような状況こそ、若者にとって
理想的である」というのは間違いない。
ただ「徹底した労働市場の流動化無くして、そんな恵まれた時代は二度と来ない」
ということも、間違いない。
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