今週のメルマガ前半部の紹介です。
先日、三井住友銀行が一般職を総合職に一本化すると発表して話題となりました。

【参考リンク】総合職・一般職を統合へ 三井住友銀、来年から

簡単に説明すると、これからAI導入等で業務内容が大きく変化することが確実なため、従来のコース別採用を廃して柔軟に対応できるようにする、というのが狙いのようです。

そのこと自体は事実でしょうが、実は一般職の見直しには、もっと人事的に重要なメッセージも含まれています。おそらくこの動きはこれから他行や異業種にも波及するでしょう。というわけで、今回は本件についてまとめておきたいと思います。

一般職とはそもそも何なのか

一般職というのは、主に大企業に導入されているコース別採用の一つで、一般的な事務作業を担当する職種です。学歴は高校卒から大卒まで会社によって様々ですが、基本的に転勤がなく、昇給も出世も限定的といった特徴があります。そして、そのほとんどが女性です。

常々言っているように、終身雇用というのは残業、全国転勤上等という滅私奉公スタイルが要求され、当然ながらその主な担い手は男性総合職となります。

かといって全員男性だけで固められるかと言えばそれも無理なので、負担も出世も限定的な一般職コースをサポート的な位置づけで設置しているわけです。

もともとは日本企業にコースはなく、女性は女性だからという理由だけでお茶くみと事務作業だけやらせて賃上げもせずに使い倒していたんですが、1985年に男女雇用機会均等法で性差別が禁じられたため、処遇の差を“理由付け”するために導入されたのがコース別採用というわけです。

かくして、わが国には「賃金も昇級も限定的で、なぜか女性のみで固められた一般職枠」なるものが21世紀の現在もばっちり存在し、男女間の賃金格差を押し広げているわけです。

【参考リンク】年功賃金、男女格差......収入カーブから見える日本社会の歪み

あ、たまにこの手の話をすると「わが国では女性は昔から家庭を守るのが伝統だった」とかおかしなことを言い出す人が右界隈にいるんですけど、当然ながら専業主婦も一般職もぜんぶ高度成長期以降に生み出されたものなのであしからず。




以降、
一般職が不要になったわけ
実は無くなるのは“総合職”の方







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Q:「あからさまな違法契約がまかりとおるのはなぜか」
→A:「本気に受け取る人がたまにいるせいです」



Q:「東京より地方の方がメリットは多いですよね?」
→A:「人によりますが筆者も地方の方が暮らしやすいと思います」




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